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2016-12-16 平成28年第4回定例会(第5日) 名簿
2016-12-16 平成28年第4回定例会(第5日) 本文

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  1. 古賀市議会 2016-12-16
    2016-12-16 平成28年第4回定例会(第5日) 本文


    取得元: 古賀市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-09
    2016年12月16日:平成28年第4回定例会(第5日) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                        午前9時30分開議                       〔出席議員19名〕 ◯議長(結城 弘明君) 皆さん、おはようございます。これより本会議を再開いたします。             ────────────・────・────────────   日程第1.諸報告 2 ◯議長(結城 弘明君) 日程第1、諸報告をいたします。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。  また、議会運営委員長から、第99号議案地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書の提出についてが追加提出されております。  以上、諸報告を終わります。             ────────────・────・────────────   日程第2.発言の取消しについて 3 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第2、発言の取消しについてを議題といたします。  お諮りいたします。  会議における発言について、会議規則第65条の規定により、不適切発言のためとの理由から発言取消申出書に記載した部分を取り消したい旨の申し出があっております。この取り消しの申し出を許可することに異議ありませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。よって、村松謙二議員からの取り消し申し出を許可することに決定いたしました。             ────────────・────・────────────   日程第3.議員派遣について 5 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第3、議員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。
     議員派遣につきましては、会議規則第167条第1項の規定により、お手元に配付いたしましたとおり派遣したいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。よって、議員派遣の件は、お手元に配付いたしましたとおり派遣することに決定いたしました。  これより議案審議に入ります。             ────────────・────・────────────   日程第4.第94号議案 工事請負契約の締結について(古賀市防災行政無線(同報系)設備デジタル化工事) 7 ◯議長(結城 弘明君) 日程第4、第94号議案工事請負契約の締結について(古賀市防災行政無線(同報系)設備デジタル化工事)を議題といたします。  本案は、12月5日の本会議において、審査のため総務委員会に付託いたしておりましたので、審査の結果の報告を求めます。  総務委員長。                〔岩井議員 登壇、田中議員 副委員長席に着席〕 8 ◯総務委員長(岩井 秀一君) 改めまして、おはようございます。総務委員会に付託された事件の審査結果を委員会条例第110条の規定により報告いたします。  第94号議案工事請負契約の締結について(古賀市防災行政無線(同報系)設備デジタル化工事)。  古賀市防災行政無線(同報系)設備デジタル化工事を施工するため、公募型プロポーザル方式により工事請負人を定めたので、その者と工事請負契約を締結するもの。  審査内容。議案の主旨、意図は次のとおり。  1、市のホームページフェイスブック、ツイッター、市の防災メール、県の防災メールまもるくん、各携帯会社の緊急防災メールへの情報発信をワンオペレーションで行うことができるとのこと。  2、戸別受信機は100台導入予定。設置場所は小中学校、保育所、幼稚園など。災害時に避難場所として公民館等が使用された場合は、その時点で設置するとのこと。  3、保守に関しては、パナソニックと契約するとのこと。  4、災害対策室を整備する第1庁舎は、補強工事を平成26年度に実施しており、震度6から震度7の耐震性能を有しているとのこと。  5、タブレットについては、防塵、衝撃耐性、ある程度の防水性を備えたものであり、消防主任(職員)が携帯、操作するとのこと。  6、タブレットの性能は、防災無線のサイレンを鳴らす、避難勧告を出すなど多機能であること。不測の事態を想定し3台導入とのこと。  7、契約金額の内訳は、総合防災システム構築が35%、屋外拡声子局で54%、管理費・人件費等で10%とのこと。  8、屋外拡声子局設置工事等に関しては、パナソニック地元事業者に委託するとのこと。  意見。なし。  審査結果。委員会は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定した。 9 ◯議長(結城 弘明君) これより質疑に入ります。質問のある方。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。                   〔岩井議員田中議員 自席に着席〕 11 ◯議長(結城 弘明君) これより、第94号議案に対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ありますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決に入ります。採決は押しボタンにより行います。第94号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 14 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第94号議案は原案のとおり可決されました。             ────────────・────・────────────   日程第5.第85号議案 古賀市社会福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について        第86号議案 古賀市立球技場設置条例の一部を改正する条例の制定について        第95号議案 工事請負変更契約の締結について(都市再生整備計画事業(仮称)古賀市生涯学習セン              ター建築工事) 15 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第5、第85号議案古賀社会福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について、第86号議案古賀市立球技場設置条例の一部を改正する条例の制定について、及び第95号議案工事請負変更契約の締結について(都市再生整備計画事業(仮称)古賀市生涯学習センター建築工事)の3議案を一括して議題といたします。  本案は、12月5日の本会議において、審査のため文教厚生委員会に付託いたしておりましたので、審査の結果の報告を求めます。  文教厚生委員長。                〔吉住議員 登壇、阿部議員 副委員長席に着席〕 16 ◯文教厚生委員長(吉住 長敏君) それでは、委員会審査報告を行います。本委員会に付託された事件の審査結果を、委員会条例第110条の規定により、12月7日委員会を開催し、慎重な審議を行った要旨について報告をします。なお、12月9日、前回の所管事務調査で資料要求をしておりました交流館の利用状況、利用者から寄せられた意見の集約内容について、生涯学習推進課から資料説明を受け、若干の質疑を交わしております。  まず、第85号議案古賀社会福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について。  この条例案は、古賀市社会福祉センター「千鳥苑」のゲートボール場を多目的に利用できるようにすることで多様化する市民ニーズに応え、施設の稼働率を上げるために条例の一部を改正するもの。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、名称変更により近隣自治会子ども会の地域行事、屋根つきの特性を生かした雨天時の野外活動、フリーマーケット等の利用が考えられる。  2、利用範囲は、近隣に限らずバスが巡回していることから、その他の地域の方々の活用も見込まれること。  3、施設の不備な箇所等は、平成24年度に内部的に作成した修繕計画に基づき安全面を優先し、指定管理者と協議しながら予算措置により対応。  4、ゲートボール協会との間で利用に支障を来たさないよう、社会福祉協議会が工事を行うこと。多目的グラウンドに変更することの了解が得られており、今後は協会の月例会、老人会主催の大会等ではゲートボールの優先的な利用が可能になるように千鳥苑で運営がなされる。  意見。賛成意見。市民のニーズに応え、利用範囲が広がり、雨天時の活用も促進され喜ばしい。子どもから高齢者まで集える居場所になることを願う。  審査結果。委員会は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  第86号議案古賀市立球技場設置条例の一部を改正する条例の制定について。  この条例案は、古賀市立球技場として開放している施設を市民の軽スポーツ及び健康づくりなどのためのグラウンドとして、より広く活用できるよう名称の変更を行うことに伴い、条例の一部を改正するもの。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、現状の名称では、球技以外の他種目には使えないという認識が見られた。  2、利用の広がりでは、軽スポーツ以外に交流館での講習後の実技、親子の遊び場所等が想定される。従来からの出初式等の周年行事は変わらない。  3、近隣住家へのトラブル防止で、ボールが遠く飛ぶ球技は従来どおり規制。  4、現在、仮設駐車場として使用しているが、一体的な工事の終了後、大きな行事の際は、新たに整備する駐車スペース市役所駐車場等で対応し、原則駐車場としての開放はしない方向。  5、名称変更による周知は、ホームページ、広報を初め、利用団体の調整会議の場などで徹底したい。  意見。賛成意見。今までの狭い範囲から多目的にすることは非常に有効。子どもたちの遊び場や古賀市全体の軽スポーツの広がりに期待。  審査結果。委員会は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次、第95号議案工事請負変更契約の締結について(都市再生整備計画事業(仮称)古賀市生涯学習センター建築工事)。  この工事請負変更契約は、仮称古賀市生涯学習センター建築工事について、当初契約後、1、安全対策向上、2、関係法令適合、3、当初想定できなかった対応、4、将来メンテナンスの面から予防保全対策、5、本体工事と相まった外構工事の大きく5項目の事由による合計約7,169万円の工事費増額。また、金属製建具仕様変更、大ひさしの形状変更屋上目隠しフェンス仕様変更で施工範囲を最小限に縮小するなどの減額による合計約2,580万円との差し引き4,589万280円を変更増額するもの。  審査内容。委員会では、本会議の指摘により追加で提出された設計変更概要の内容等について詳細な説明を受けた後質疑を行った。  明らかになった主な事項は次のとおり。  1、旧武道場のものと思われるコンクリートがらを撤去せずに埋める行為は、現在は違法。当時の経緯をたどって対応するのも実務的に困難であり、地中障害物の産廃処分を臨時的に対応した。  2、今後の交流館での使用上の要望事項には、随時生涯学習推進課で集約しながら対応する。  3、工事変更の必要箇所は、請負業者、市側、設計側からの三者からの個別申し出による。当初設計の見込みの甘さがあったのではとの指摘に関して、変更設計国土交通省営繕工事設計変更ガイドラインに基づき行ってきた。1件数十万から数百万のものが積み上がって、その都度ではなく、今回のタイミングで本体工事2.7%程度の変更金額であるとのこと。  4、フローリング使用材料を無垢材から複合材に変更したのは、施工性と耐久性が高いため。  5、生涯学習ゾーンは、古くは古賀中学校であった時代から、文教施設へ軸足がぶれずに使い続けられている。文化、芸術、教養の中心地の沿革を何らかの方法で残すことを検討する。  自由討議。質疑終結後、委員会は近年にない大型の箱物工事であることを踏まえ自由討議を行った。委員からは、建設当初からの多くの利用者の意見を取り入れる体制、プロポーザルによる設計業者選定、役所が一丸となった取り組みの必要性を振り返る発言があった。  意見。賛成意見。市民、作業員、利用者への安全面の考慮、法への適合、先々の老朽化による修繕費を見越して先手を打ち、最善を尽くそうとしている施工姿勢を評価する。  審査結果。委員会は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定しました。 17 ◯議長(結城 弘明君) これより一括して質疑に入ります。質問のある方。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。                   〔吉住議員阿部議員 自席に着席〕 19 ◯議長(結城 弘明君) これより、討論、採決に入りますが、討論、採決は1議案ごとに行います。また、採決は押しボタンにより行います。  最初に、第85号議案古賀社会福祉センター条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、阿部友子議員。 20 ◯議員(1番 阿部 友子君) 第85号議案古賀社会福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で意見を述べます。  この条例は、古賀市社会福祉センター「千鳥苑」のゲートボール場を多目的に使えるように条例を改正するものですが、グラウンドゴルフを初め、地域の活動と利用者受け入れの間口を広くするということは大変ありがたいことです。指定管理者の前向きな運営姿勢を評価したいと思います。それとともに、施設全体の老朽化問題も早急に考える必要があると思います。ますますふえる高齢者のみならず、市民全体の憩いの場としてさらに利用しやすい施設となり、利用者がふえるよう経営努力をお願いし、賛成といたします。 21 ◯議長(結城 弘明君) 次に、伊東洋子議員。 22 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 第85号議案古賀社会福祉センター条例の一部を改正する条例の制定について、福岡市民政治ネットワークは賛成の立場で討論いたします。  古賀市社会福祉センター「千鳥苑」のゲートボール場多目的グラウンドとすることで、子どもから高齢者まで幅広く、多目的に利用できるようになり、さらに稼働率を上げる効果も期待できます。しかし、千鳥苑の建物が38年、ゲートボール場は25年の年月が経過、老朽化による雨漏りなどのふぐあいも報告されています。千鳥苑は、年間4万人近くの利用があり、市民、特に高齢者にとって大切な居場所になっています。今回の条例改正により、ゲートボールだけでなく地域の行事や育成会などにも利用しやすくなります。さらに、フェンス、バスケットゴールバーベキュー用に水場の設置など、設備を整えることでより幅広い人、用途の活用につながります。千鳥苑の管理は、指定管理者である社会福祉協議会が行っています。しかし、千鳥苑の整備は、古賀市が責任を持って行うべきです。施設整備を充実させることで、さらに市民に利用される憩いの場となることを期待し、賛成いたします。 23 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第85号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 26 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第85号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第86号議案古賀市立球技場設置条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
     ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ありますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第86号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 29 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第86号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第95号議案工事請負変更契約の締結について(都市再生整備計画事業(仮称)古賀市生涯学習センター建築工事)に対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  阿部友子議員。 30 ◯議員(1番 阿部 友子君) 第95号議案工事請負変更契約の締結について(都市再生整備計画事業(仮称)古賀市生涯学習センター建築工事)について、賛成の立場で意見を述べます。  古賀市生涯学習センターの建築は、古賀市として久々の箱物工事であり、市民の大きな期待がかかった交流館の完成でした。今回の議案は、この工事に関する請負変更契約についてです。大きな工事にはさまざまな予期せぬことが起こり、設計変更も当然あるだろうと思うところですが、設計変更の概要を資料で出していただき、審議させていただきました。当初、想定できなかった工事などは仕方ありませんが、安全対策向上のための工事や法の適合のための工事などは、当初からももう少し配慮できなかったのか、当初設計は適切だったのかと思うところです。  今回、当初予算分と先月の臨時議会の補正分を合わせての変更契約ですが、設計変更に伴う契約変更の手続は、その必要が生じた都度遅滞なく行うものとガイドラインにあります。重大な変更ではなく、ガイドラインにのっとったものであるとの説明がありました。グラウンドオープンも迫りつつあり、これ以上の変更契約はないという確認もいたしました。これらの設計変更により、市民の満足がいく交流館になることを願いまして、賛成といたします。 31 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第95号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 34 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第95号議案は原案のとおり可決されました。             ────────────・────・────────────   日程第6.第87号議案 古賀市税条例等の一部を改正する条例の制定について        第88号議案 古賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について        第89号議案 古賀市印鑑条例及び古賀市手数料条例の一部を改正する条例の制定について        第90号議案 古賀市分担金等の督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部を改正する条例の制定につい              て        第96号議案 市道路線の認定について        第97号議案 北筑昇華苑組合規約の変更について 35 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第6、第87号議案古賀市税条例等の一部を改正する条例の制定についてから、第90号議案古賀市分担金等の督促手数料及び延滞金徴収条例の一部を改正する条例の制定について、第96号議案市道路線の認定について、及び第97号議案北筑昇華苑組合規約の変更についての6議案を一括して議題といたします。  本案は、12月5日の本会議において、審査のため市民建産委員会に付託いたしておりましたので、審査の結果の報告を求めます。  市民建産委員長。                〔高原議員 登壇、渡議員 副委員長席に着席〕 36 ◯市民建産委員長(高原 伸二君) 本委員会に付託された事件の審査結果を、委員会条例第110条の規定により報告いたします。  第87号議案古賀市税条例等の一部を改正する条例の制定について。  本案は、地方税法等の一部を改正する等の法律、所得税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、関係条例の一部を改正するものである。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、軽自動車税の改正は、名称変更、環境性能割の導入、グリーン化特例の適用期限の延長等、3点が主な内容とのこと。平成31年10月から消費税が10%に引き上げられるタイミングで自動車所得税が廃止となり、自動車税の種別割、軽自動税の種別割という名称に変更し、取得時の課税を行うとのこと。環境性能割を導入することで、県と市で財源をきちんと分け、市税としては納税者の負担は変わらないが、市は財源が確保でき税収はプラスになるとのこと。環境性能割の導入は、当分の間県が賦課徴収を行うとのこと。グリーン化特例については、平成28年度1年間のみの特例措置であった環境性能に応じて税率を軽減するグリーン化特例の適用期限を1年間延長し、平成29年度も引き続きグリーン化特例を継続するとのこと。  2、地域間の税源の偏在性を是正し、財政力格差の縮小を図るため、法人住民税の法人税割の税率の引き下げを行い、引き下げた分は地方法人税の税率を引き上げ、その税収の金額を地方交付税の原資とするとのこと。法人市民税は減収するものの、減収した相当額が交付税として交付され、市町村の歳入のバランス、法人自体の税負担の総額は変わらない制度が構築されているとのこと。  3、健康の維持、増進及び疾病の予防への取り組みを行う個人に対し、要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品の市販薬購入費用も医療費控除の対象とする医療費控除の特例を創設し、国民のセルフメディケーション、自己服薬への取り組みを後押しする制度で、通常の医療費控除、医療費控除の特例のどちらかを自身で選べる制度で、平成29年1月1日から平成33年12月31日まで5年間の措置になっているとのこと。  審査結果。委員会は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  第88議案古賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について。  本案は、所得税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、条例の一部を改正するものである。  審査結果。委員会は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定した。  第89号議案古賀市印鑑条例及び古賀市手数料条例の一部を改正する条例の制定について。  本案は、平成29年度から住民票の写し等のコンビニ交付を開始すること及びそれに係る手数料を定めることに伴い、関係条例の一部を改正するものである。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおりであります。  1、マイナンバーカードでコンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクスの4社で古賀市内では14店舗)のキオスク端末により住民票等の各種証明書が交付されるとのこと。  2、コンビニ交付は、将来的に1万8,000件をめざしたいとのこと。  3、福岡県内では福岡市、大牟田市、糸島市、福津市、新宮町、須恵町が導入されているとのこと。  意見。賛成意見、各種の証明を交付するときに手数料300円のものが、マイナンバーカードを利用すれば250円という中身が含まれている。約3,300人がマイナンバーカードの交付を受けており、それを活用させるために必要な措置だと思い賛成。  審査結果。委員会は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定した。  第90議案古賀市分担金の督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部を改正する条例の制定について。  本案は、平成29年度から市税等に係る督促手数料を廃止するため、関係条例の一部を改正するものである。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  福岡筑紫地区8市のうち、大野城、春日、糸島、福津、宗像の5市と糟屋郡内では粕屋町が既に実施しているとのこと。  審査結果。委員会は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定した。  第96号議案市道路線の認定について。  本案は、民間開発に伴う道路の寄附等により、市道2路線を新たに認定するものである。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  薬王寺51号線の道路が必要な理由は、薬王寺谷山線の一部が小中学生の通学路になっていることから、薬王寺谷山線から県道の米多比谷山古賀線に抜ける道路をつくり、薬王寺区と小山田区内の事業者の通過交通を緩和させるためとのこと。  審査結果。委員会は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定した。  第97号議案北筑昇華苑組合規約の変更について。  本案は、平成29年4月1日から新宮町相島地区を北筑昇華苑組合の共同処理する事務の処理区域とすることに伴い規約の一部を変更するものである。  審査結果。委員会は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定した。 37 ◯議長(結城 弘明君) これより一括して質疑に入ります。質問のある方。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。                   〔高原議員・渡議員 自席に着席〕 39 ◯議長(結城 弘明君) これより、討論、採決に入りますが、討論、採決は1議案ごとに行います。また、採決は押しボタンにより行います。  最初に、第87号議案古賀市税条例等の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  奴間健司議員。 40 ◯議員(5番 奴間 健司君) 第87号議案古賀市税条例等の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論いたします。  この条例改正は、地方税法等の一部改正に伴うものであり、基本的に認めざるを得ないところであります。しかし、審議の過程で市への無視できない影響、そしてまた、今後の市政執行上留意すべきことも浮き彫りになったことから、その点を指摘させていただきます。  1つは、第34条の4法人税割の税率改正に関してです。消費税が8%から10%になる2019年、平成31年10月1日のタイミングに法人市民税の法人税割の税率を12.1%から8.4%に引き下げるものです。古賀市への影響は、調定額5億7,000万円ほどの法人市民税がありますが、約1億円もの減収になるとのことであります。一方、企業にとっては国税である地方法人税の税率が引き上げられることから、負担は変わらないということであります。国から見ると、地域間の税源の偏在性を是正し、財政力格差の縮小を図ろうというものかもしれません。東京など本社機能を有する都市の税収は潤っているため、交付税の原資を確保し、地方に配分しようというものだと思われます。国全体として東京一極集中などを是正し、過疎地域等に地方交付税を配分しようという考え方自体は理解できます。しかし、実際は国の負担を軽減し、地方にしわ寄せを押しつけていないか心配であります。  古賀市のように地方の小都市で、しかも企業があるところへの影響は大変心配であります。1億円の減収については地方交付税で措置されるそうですが、本当に穴埋めされるかわかりません。この点についてはしっかり後日確認する必要があると思います。既存企業の皆さんが古賀市で安定して操業していただける環境づくり、また、新たな企業の誘致に向けた積極的なトップセールスを展開すること、これらの歩みをとめれば税収は減る一方となりかねません。今後の市政にとって自主財源の確保に向けた努力がますます重要であることを、この市税条例改正から読み取っておく必要があると思います。  もう1つは、附則第6条の関係です。特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例です。いわゆるセルフメディケーション税制と言われるものです。施行期日は2018年、平成30年1月1日からですが、来年1月以降の特定一般用医薬品購入から適用されることから、該当したい方は領収書を残しておく必要が発生します。今回の特例で新たに対象となる方は、医療費が10万円を超さず、医療費控除の対象になっていなかった方で、なおかつ対象医薬品を1万2,000円以上購入した方になります。例えば、2万円買っていれば、1万2,000円を超す8,000円が課税所得から控除され、所得税で1,600円程度、個人住民税で800円程度の減税となるそうです。医療費が10万円を超し、医療費控除の対象となっている方は、医療費の10万円を超す分と対象医薬品の1万2,000円を超す分の多いほう、つまりお得なほうを選択することができる仕組みになっています。もちろん両方の適用を受けることはできません。そして、これらの適用を受けるためには、特定健診などを受診することが条件となることから、受診率向上につながると言われています。  市税課からすれば、事務量が増大し、市民税が減収するという結果が予想されますが、医療費の全体的な抑制とのバランスで全体的な効果、メリットも指摘されています。全体的にどうメリットがあるか、評価は難しい面があると思います。質疑の中で、この制度の周知については、議決が得られれば保健福祉部とも連携して年内にやれることはやっていきたいと市民部長が答弁されております。今回は、市税条例改正の分野から特定健診受診率向上などが飛び出してまいりました。かかりつけ医を持とうという呼びかけと、自主服薬で医療費抑制を図ろうという取り組みの整合性については若干疑問が残ります。今後の市政運営にとっては、健康づくりと医療費抑制を推進する司令塔の存在と、その機能の発揮がますます重要になることをこの条例改正から読み取っていく必要があると思います。  以上、今後の市政運営上留意すべき点を指摘し、討論とさせていただきます。 41 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第87号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 44 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第87号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第88号議案古賀市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ありますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 45 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第88号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 46 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 47 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第88号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第89号議案古賀市印鑑条例及び古賀市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。
     奴間健司議員。 48 ◯議員(5番 奴間 健司君) 第89号議案古賀市印鑑条例及び古賀市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論します。  この条例改正は、マイナンバーカードを使って住民票などをコンビニで交付すること、及びその手数料を定めるものです。住民票であれば、窓口での手数料は300円ですが、コンビニでは50円安い250円と定めようというものが含まれております。マイナンバー制度には若干の疑問、危惧もございます。しかし、この制度が現実にスタートし、古賀市でマイナンバーカードの交付を受けた方が10月末で3,273人に上っております。また、福津市や新宮町、須恵町などでコンビニ交付が始まっていること。古賀市内の17店舗中14店舗で利用が可能なこと。早朝、深夜、休日の交付が可能となることなど、市民にとっての利便性があることから、この条例改正については賛成いたします。審議を通じて今後の市政運営にとって留意すべきことも明らかになったことを指摘しておきたいと思います。  コンビニ交付に係る経費について質疑をいたしました。導入経費は既に今年度予算に計上されていますが、システム構築費として約3,900万円、ランニングコストは証明書発行サーバー保守費が約300万円、証明書交付センター運営負担金が約300万円、計600万円が毎年かかります。収入は、住民票であればコンビニ交付は窓口より50円安いので250円ですが、手数料を引いた127円が市に入ります。窓口収入から見れば、1枚について173円の減収です。窓口より50円安くなる理由を質疑しました。答弁としては、主にコストを度外視した利用促進という趣旨の答弁でありました。さらに、現在、住民票など年間交付枚数が約6万1,000件ですが、コンビニ交付の目標を30%相当の1万8,000件にしたいとの答弁がございました。そこまで行けば、職員1人の削減も可能となるという趣旨の答弁もございました。もし本当にそれが実現できるのであれば、その分を保健師に回してほしいくらいでございます。  しかし、10%未満のところで推移している間は、事務コストは目に見えて減るものではないという答弁もありました。つまり、マイナンバーカードの交付、普及が思うように進まなければ、市にとっては財政負担だけが重くのしかかる結果になります。住基カードの経験もございました。そこで、このマイナンバー制度は国の政策によるものであります。地方にとって財政負担だけが続くような事態が見られれば、制度の抜本的見直しを国に求めることが必要になると思います。今回の条例改正から今後の市政運営にとって留意すべき点をあらかじめ読み取っておく必要があることを指摘しまして、討論とさせていただきます。 49 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。  内場議員。 50 ◯議員(14番 内場 恭子君) 第89号議案、これについて反対の立場で討論いたします。  まず、マイナンバーカードの問題が大きな問題と考えています。この条例の改正については、マイナンバーカードを利用することを前提としています。マイナンバーカードの利用はいまだ進んでおりません。また、高齢者の方に対してなど、まださまざまな課題も多いと考えております。  2点目の問題としましては、このコンビニに対して利用できるという状況をつくるということです。しかし、古賀市内の全てのコンビニと称されるものが使えるわけではありません。また、地域間の格差も多く出てくると考えられます。本当に住民の方が安心して使える制度ではないというふうに考えています。  3点目に、市民の皆さんから手数料についての不公平感があるという意見がたくさんあります。手数料が窓口で交付されれば300円、コンビニに行けば250円、それならいっそ窓口に交付機を置いてください。そして250円で利用させてくださいと、笑いながらおっしゃる市民もいらっしゃいます。このような交付の必要金額、手数料の中にコンビニの利用を進めるという思いがあるとしても、利用される皆さんの実態から考え、金銭感覚から考えれば、50円であっても大切なお金という考えで、差があるということについても問題視される方がいらっしゃいます。  こういう点から、私はこの改正について反対いたします。 51 ◯議長(結城 弘明君) ほかにありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第89号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者17/18〕 54 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成17人、反対1人、賛成多数であります。よって、第89号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第90号議案古賀市分担金等の督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ありますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 55 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第90号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案についての賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 57 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第90号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第96号議案市道路線の認定についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ありますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 58 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第96号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 59 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 60 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第96号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第97号議案北筑昇華苑組合規約の変更についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ありますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 61 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第97号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 63 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第97号議案は原案のとおり可決されました。  ここで暫時休憩いたします。                        午前10時21分休憩             ………………………………………………………………………………                        午前10時35分再開                       〔出席議員19名〕 64 ◯議長(結城 弘明君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。             ────────────・────・────────────   日程第7.第91号議案 平成28年度古賀市一般会計補正予算(第4号)について        第92号議案 平成28年度古賀市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)について        第93号議案 平成28年度古賀市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について 65 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第7、第91号議案平成28年度古賀市一般会計補正予算(第4号)についてから、第93号議案平成28年度古賀市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてまでの3議案を一括して議題といたします。  本案は、12月5日の本会議において、審査のため補正予算審査特別委員会に付託いたしておりましたので、一括して審査の結果の報告を求めます。  補正予算審査特別委員会委員長。               〔井之上議員 登壇、内場議員 副委員長席に着席〕 66 ◯補正予算審査特別委員長(井之上 豊君) 本委員会に付託された第91号議案平成28年度古賀市一般会計補正予算(第4号)についてから、第93号議案平成28年度古賀市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてまでの3議案についての審査結果を、委員会条例第110条の規定により報告いたします。  12月9日に委員18名の出席のもと、副市長以下各関係部課長から補正予算の概要説明を受け、審査を実施いたしました。なお、計数などの詳細につきましては、議長を除く議員全員の特別委員会であり省略し、概要を報告いたします。  第91号議案平成28年度古賀市一般会計補正予算(第4号)について、一般会計補正予算は、歳入歳出それぞれ7億3,057万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を207億1,013万6,000円とするものです。  補正の主なものは、臨時福祉給付金1億5,600万円、私立保育園の入所見込み増に伴う運営費補助1億3,891万1,000円、県道中川熊鶴線整備の進捗に伴う負担金として3,000万円の追加等です。  審査内容。明らかになった主な事項は次のとおり。  1、私立保育園運営補助事業費の業務効率化推進事業補助は、事故防止カメラ設置及び保育システム導入を補助するものとのこと。事故防止カメラは、職員室等でモニターを設置する形で未然に事故を防ぐ、また、事故が起きたとき、事故後の検証のためのビデオカメラとのこと。また、保育システムの導入は、舞の里バディ保育園の1園のみで、内容は保育士が手作業で行っている台帳記入などをパソコンで管理することにより、保育士の業務負担軽減、保育の質の向上を図ることが目的とのこと。  2、自立支援給付費の増額は、対象者がふえたことが一つの原因。また、平成27年度に市内のB型事業所が5カ所にふえたこと。障害児通所支援事業所が当初予算作成時以降2カ所ふえたことも要因と考えられるとのこと。  3、荒廃森林再生事業は、県補助費の追加交付に伴い前倒しで実施し、平成29年度で終了とのこと。  4、経営体育成支援事業補助は、今回導入を予定されている認定農業者は、水稲とブロッコリーやスイートコーンなどの野菜の複合経営をされている方。見込まれる効果は、機械を導入することにより省力化を図り、経営面積を拡大し経営効率を上げていくとのこと。  5、消費税率引上負担軽減事業費の臨時福祉給付金については、消費税引き上げに伴う食費の負担増相当額を2年半分一括給付する。その理由は、事務費の発生を抑えるためとのこと。  審査結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  第92号議案平成28年度古賀市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)について。  この補正予算は、歳入歳出それぞれ3,666万7,000円を追加し、補正後の予算を72億5,079万4,000円とするものです。  審査内容。明らかになった事項は次のとおり。  1、高額医療費共同事業拠出金事務費の増額は、C型肝炎新薬などの高額薬剤による調剤費などの急激な上昇によるものとのこと。  審査結果。委員会は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定した。  第93号議案平成28年度古賀市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について。  この補正予算は、歳入歳出それぞれ44万4,000円を追加し、補正後の予算を8億6,278万2,000円とするものです。  審査内容。明らかになったものは次の事項のとおり。  汚水処理事業費は、沈殿槽内の蓄積汚泥を30メーター立方追加して引き抜くことに伴う増額とのこと。水質については、週1回の点検管理を行い、安定した水質を担保しているとのこと。  審査結果。委員会は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 67 ◯議長(結城 弘明君) これより、一括して質疑に入ります。質問のある方。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。                  〔井之上議員・内場議員 自席に着席〕 69 ◯議長(結城 弘明君) これより、討論、採決に入りますが、討論、採決は1議案ごとに行います。また、採決は押しボタンにより行います。  最初に、第91号議案平成28年度古賀市一般会計補正予算(第4号)についてに対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  吉住長敏議員。 70 ◯議員(12番 吉住 長敏君) それでは、第91号議案平成28年度古賀市一般会計補正予算(第4号)について、賛成討論を行います。私は、あえて林業費、森林保全費を取り出して賛成討論します。補正予算計上に関して、特別委員会でも質疑を交わしましたが、森林環境税を財源とした荒廃森林再生事業は、10年間が目標達成年度で今年度が9年目でございます。この事業補正に際し、執行部が次のことを十分今後念頭に置かれることを具申し、賛成するものでございます。  1、福岡都市圏近郊に位置する特性を生かした独自の森の経済活性化策。  2、この事業で切り捨て間伐で放置される木材を再利用する仕組みづくり。  3、子どもから地元に森林に愛着を持ち、親しむ環境教育の推進。  4、里山に広がる放置竹林の対応策の推進。  5、家庭、事業所で木を使う運動の継続的な取り組み。  以上をお願いします。 71 ◯議長(結城 弘明君) 次に、奴間健司議員。 72 ◯議員(5番 奴間 健司君) 第91号議案平成28年度古賀市一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場で討論いたします。  今回の補正は、7億3,057万3,000円の増額補正で、予算規模は207億1,013万6,000円となります。財源として繰越金4億144万2,000円が含まれています。財政調整基金積立が約2億円あることから、実質の歳出規模は約5億3,000万円、そのうち消費税率引き上げ負担軽減事業費1億6,412万9,000円、私立保育園運営補助事業費1億4,084万6,000円、障害者自立支給付費4,224万円、県道改良工事負担金3,000万円などが大きな割合を占めています。
     今回の補正予算の特徴は何かとの問いに、執行部の答弁では性格的には社会保障費の増に伴う補正とのことでありました。実質歳出5億3,000万円の財源の54.8%は国、県支出金です。国の政策、制度によるところが大きい特徴がありますが、障がい者福祉、児童福祉などニーズ増に対応する補正として必要であり、賛成いたします。  質疑を通じて、今後の行財政運営にとって留意すべき点も浮き彫りになったことから、その点を指摘させていただきます。1つは、障がい者福祉、児童福祉、あるいは医療や介護などの社会保障扶助費の実態把握と推計についてであります。障がい児通所支援では、当初見込み1,255人に対し、今回の補正は1,227人と当初の見込みとほぼ同数の伸びとなっております。予算編成後、2月、3月に事業所が2カ所ふえたことが大きな要因とのことであり、確かに見込みは難しい面があると思います。  そこで私は、以前指摘しましたが、長野県松本市のような取り組みを参考に改善すべきではないかと思っております。松本市では、毎年7月までに前年度の実績をまとめた、例えば松本市の保健衛生という記録を担当課が作成しています。その実績をもとに8月、9月には次年度の方針、予算、人事要求などをつくり上げているわけであります。この1冊があれば、全てがわかるような資料になっています。PDCAのCのその手前である実態把握でございます。このことが毎年蓄積されておれば、推計にもかなり役立つものと思います。社会保障や扶助費の見込みは難しいと投げ出してしまっては、2025年問題の対応が不可能となってしまうことから、こうした改善をぜひ今後検討することを求めておきたいと思います。  もう一つは財政計画です。市長は、たびたびこのような答弁をされていました。毎年の収入の範囲でやりくり算段するしかないのが現状であるという趣旨の答弁でございました。やりくり算段というのは何かキーワードとしてはやりそうな気がするほどであります。  横田副市長は、委員会の中で交付税は厳しい、扶助費の伸びは地方自治体としてはなかなかどうすることもできない、税収を確保するしかないという趣旨の答弁もされております。もしこのような認識にとどまる以上、2025年問題をにらんだ予算の重点配分というのは難しくなるのではないでしょうか。古賀市の施政方針が、まちづくりの基本設計図、予算編成前に確立するのではなく、予算査定で生き残った事業を後追いで説明する文章になっている原因がここにあるのではないでしょうか。  大野城市や多治見市のように、総合計画に掲げた政策を市民に約束した政策である以上着手し、実行するために必要な財源を確保するという視点から財政計画を策定している自治体もあります。自治基本条例等で財政計画の策定と公表を義務づけている自治体もあります。今回、補正予算審議の過程で市長等の認識が示されましたが、そこにとどまることなく計画行政の実現に向けて財政計画の策定、公表にさらに一歩踏み出していただきたいということを強く発言を申し入れておきたいと思います。  以上を指摘し、討論とさせていただきます。 73 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。  内場議員。 74 ◯議員(14番 内場 恭子君) 第91号議案平成28年度一般会計補正予算(第4号)に対して賛成の立場で討論いたします。  まず、私はこの補正の中で、今回、認定こども園の問題について、これを取り上げたいと思います。古賀市の公立保育所を民間移譲して運営をしていただいている花鶴どろんこ保育園を、認定こども園に移行するためのシステム改修の費用が入っております。定員数をふやし、待機児童ゼロを推進するためということです。しかし、古賀市では、認定こども園の導入は慎重な対応が進められてきたと考えております。  今、全国で保育園が認定こども園として運営をされるということについては、各地の保育関係者の方々が子どもの育ちを保障するため、保育所、幼稚園の現行基準を下回らない認定基準を堅持すること、このことを求めていらっしゃいます。そういうことから言えば、この古賀市でも認定こども園に移行されるというのであれば、子どもたちの保育環境を充実させる、また1人当たりの教室や園庭の面積の確保、保育者数、また保育に対する対応、給食などの保育環境を低下させることがないように、現行より維持し、運営していただくこと、そして、安心・安全の子育てができる古賀市となること、待機児童ゼロを推進することを強く願い、求めて賛成をいたします。 75 ◯議長(結城 弘明君) ほかにありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 76 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第91号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 77 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 78 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第91号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第92号議案平成28年度古賀市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ございますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第92号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 81 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第92号議案は原案のとおり可決されました。  次に、第93号議案平成28年度古賀市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はありません。討論ありますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。第93号議案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者18/18〕 84 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成18人、賛成全員であります。よって、第93号議案は原案のとおり可決されました。             ────────────・────・────────────   日程第8.請願について 85 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第8、請願についてを議題といたします。  28年請願4大規模な土地区画整理事業による美明地域の行政情報の内訳明示に関する請願を議題といたします。  本請願は、12月1日の本会議において総務委員会に付託いたしておりましたので、審査の結果の報告を求めます。  総務委員長。                〔岩井議員 登壇、田中議員 副委員長席に着席〕 86 ◯総務委員長(岩井 秀一君) 28年請願4大規模な土地区画整理事業による美明地域の行政情報の内訳明示に関する請願。請願者、古賀市美明2丁目8番16、「美明を子どものふるさとに」の会、吉野誠一、紹介議員吉住長敏。  請願の趣旨。古賀市都市計画事業、鹿部土地区画整備事業による美明1丁目、2丁目、3丁目(現鹿部行政区1、10、11、12各組)の行政掲載情報に関して内訳明示の措置を求めるものである。  審査内容。  1、区画整理事業による美明1丁目、2丁目、3丁目の地域について、個別の行政情報を常設的に見ることができるような措置を求めるものである。  2、その行政情報とは、人口、世帯数、平均年齢、年代別人口割合である。  3、住居表示は美明であるが、地域の活動においては鹿部ということで戸惑いがある住民もいるとのこと。  4、当該地域の子どもたちは花鶴小学校に通学するが、居住区は西小学校区であること。  5、本請願においては分区の意図はなく、要望でもないとのこと。  意見。賛成意見、美明1丁目、2丁目、3丁目にお住まいの方が、その住居表示と同じような形で行政情報を、特に統計情報の開示提供を要望されることは当然である。また、行政に対する申請などはふなれで、積極的にはされなかったが、請願者の思いは理解できる。  反対意見として、鹿部区では、隣組単位の戸数や人口、子どもの数はデータとしてある。区民総会の資料として配布されている。また、美明地域の開発以前より、鹿部1組の子どもたちは花鶴小学校へ通学している事実がある。古賀市のデータブックに美明地区だけ特別に掲載するのはなぜなのか。広くその情報が知りたければ、別の形で行政に対して行動すべき。また、ある区域にだけについての行政資料の内訳表示を請願されているが、それを見られる方々は不特定多数であり、この資料の一部だけが基準に示されることで、誤った理解が生じることへの危惧がある。行政執行の基礎となるものであり、慎重な取り扱いを求めたい。  審査結果。委員会は、賛成少数で不採択とすべきものと決定しました。 87 ◯議長(結城 弘明君) これより質疑に入ります。質問のある方。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 88 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。                   〔岩井議員田中議員 自席に着席〕 89 ◯議長(結城 弘明君) これより、28年請願4に対する討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、吉住長敏議員。 90 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 28年請願4に関して、紹介議員として僭越ながら論点、視点をいま一度明確にした賛成の弁を行いますので、何とぞ議員各位の多数の御賛同をいただきますよう心からの呼びかけでございます。  第一に、本件は自由と民主主義の根幹に通じる請願だということであります。慎重な審議をいただきました総務委員会の御議論の中で本件は請願になじまないのではともとれる一部の見解が見られました。請願提出直後、関係者から請願に出されるほどまでの内容ではないのではないか、至極当たり前のことだと一部つぶやきも聞き及びました。私は、正直、できるだけ早く実現しますから、引っ込めて待ってくださいというような声がかかったのなら、請願人と協議し、戸惑いもなく取り下げる気持ちは十分できておりました。しかし、それはありませんでした。  何はともあれ、結城議長は、正式に議会上程することを判断されたのでございます。請願権は、日本国憲法の第16条で、何人も損害の救済、公務員の罷免、法律、命令、またはその他の規則の制定、廃止、または改正、その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人もかかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けないとうたい、請願の対象は一切の公務、公の務めのことです、一切の公務に及ぶもので、一市民であっても希望、苦情、要請を申し述べる権利は完全に保障されています。いわば議会制民主主義にのっとり、単独的な行為ながらも総務委員会でしっかり請願についてもんでいただいたことは感謝しつつも、郷土愛に満ちた素朴な請願の要旨を退けるのではなく、発展させる方向で本会での賛意を賜ればと願うものでございます。  第2は、本請願の趣旨は、大衆的な目線に立ち、物事の道理にも十分かなっていると重ねて私は考察するものでございます。委員会でもるる御説明させていただきましたが、美明地域の都市計画道路浜大塚線を挟んで北側花鶴丘団地は、昭和40年代後半から、当初前田開発として区画整理事業をされました。そして、ほどなく古賀町役場は、花鶴1丁目から花鶴3丁目までぽつぽつと分譲入居された初期段階から、5つの町名別の人口、世帯数などの統計情報を、その地域に自治会ができるできないにかかわらず、あれこれの印刷物に随時明示されていました。今回の請願は、美明地域にもせめてそのように準じた扱いをしてくださいと言っているに過ぎません。昨年の国勢調査では、古賀市のインターネット平均回答率は48%です。県内第2位の高いネット利用回答率でございました。美明地域に関心を持ち入居をしようとする、また、既に入居者含めてその層は圧倒的に働き盛りであり、美明地域は高度に発達した情報手段の利用方法を用いる住人が大半と見るべきでしょう。したがって、古賀市ホームページ行政情報のデータブックで美明地域の現状や移り変わりを容易に検索できる古賀市しかできない、行政しかできないデータサービスを提供することは身近でありがたい道しるべなのです。私は、請願人吉野氏の今回の請願趣旨は、いわばサイレントマジョリティ、静かな多数派の声を背景にしたものだと思えてなりません。  第3に、積極的に賛成する意味の一つが、本請願の趣旨は住民自治の古賀市まちづくり新時代の幕開けの動きと全く矛盾するものではなく、同時並行路線であり、地域の力、きずなをはぐくむことを旨としたものでございます。議員それぞれが問題意識を抱かれていますこれから先、相当深刻になる超高齢化の地域社会がやってまいります。今回の請願要件は、暮らしに必要な地域の暮らし基本情報のことであり、さらさら基本的人権に係る個人情報とかではありません。市民の知る権利を制度的に保障する公正で開かれた市政の発展に寄与する古賀市情報公開条例の第1条目的にどんぴしゃり合致しているのではないでしょうか。  さらに、市が3月提案方向で進んでいる古賀市まちづくり基本条例素案の第9条情報共有の推進では、まちづくりに関する情報の積極的な発信、共有が明記されています。ましてや、古賀市で目下人口増加トップクラスの途上にある美明地域です。市が発信する表向きの地域別行政情報に漢字で「美明」という地名2文字のことが全く掲載されないことこそ甚だ不自然ではないでしょうか。  最後に申し上げたいことがあります。本請願の趣旨は、本来は限りなく行政の専管事項、もっぱらという意味です、専管事項に包括される事案だと考えます。このように行政の主体性が発揮されないことをもって、一住民の請願に至らなかったことは、ある意味悲しいことです。本件は、古賀市事案決裁規程の庶務に関する事項の中に、電子情報システムの調達及び更新等に関すること、また、市政情報等の可否を決定することに当たると思われます。この場合、決裁権者は市長まで持ち上げる事案とは考えにくいと思います。せいぜい総務部ラインで整理、決着がつく内容ではないでしょうか。  市議会で仮にもし賛成少数で不採択されたとしても、庁内組織合議、判断で主体的に速やかなる内訳明示の措置がなされるものと信じたいし、期待するものでございます。私は、遅くてもホームページリニューアルを検討されている2017年4月時点までの措置を見守りたいと思います。しかし、なおもそれがなされない場合、やむなく行政不服審査法のもと請願人と連携し賛同署名を得て、添えて古賀市行政不服審査会に公正な判断を求める手続に入る思いのたけをあらかじめ表明いたします。何とぞ不肖紹介議員として、二元代表制の古賀市議会の揺るがない権利と真骨頂をかけても同僚市議会議員の各位の委員会の賛成少数の結果にかかわらず、大多数の賛同を再度呼びかけまして賛成の弁といたします。 91 ◯議長(結城 弘明君) 次に、阿部友子議員。 92 ◯議員(1番 阿部 友子君) 28年請願4大規模な土地区画整理事業による美明地域の行政情報の内訳明示に関する請願に賛成の立場で討論いたします。  この請願は、古賀市の都市計画事業により行われた鹿部土地区画整理事業による美明1丁目、2丁目、3丁目、鹿部行政区では1、10、11、12各組の行政掲載情報に関して、内訳明示の措置を求めるものです。何でこんなことを請願するのか、わざわざ請願するようなことなのか、請願になじまないなどの御意見がありました。本当にわざわざ請願するようなことなのでしょうか。古賀市のホームページに行政情報、美明の名前を載せればいいことです。現に2,000人近くの方々が住んでいらっしゃる美明が、古賀市のホームページでは名前すら上がっていない、これはどういうことですか。請願者の方は美明を子どものふるさとにしたい、本当に切実な思いでこの請願を出されたと思っております。自然豊かな鹿部大池があったところが開発されて、新しい町の美明が誕生しました。今では、大方立ち上がって空き地は少なくなりました。子どもたちが走り回り、にぎやかな町になっていることを実感しております。576世帯、1,914人、子どもの数は612人、多くの方が住んでいらっしゃいます。子どもの数は新しい数字ですが、世帯数などは2014年の数字です。新しい数字を調べようと思って古賀市のホームページを見ても調べようがありませんでした。これが現実です。  今、新たに美明に住みたいと思う方が、美明ってどんなとこだろうと、どれくらいの人が住んでいる町なんだろうかと思って、古賀市のホームページを検索しようとしても、古賀市のホームページには美明の文字がありません。まるでそんな町が存在しないかのように、古賀市ではその存在を認めていないかのように、そんなことがあっていいのでしょうか。いろんなところから古賀市に来てくださった方々です。長く古賀市に住んでいただきたい方々です。子どもたちが大きくなって、美明に住んでいたよねと胸を張って言えるように、美明の存在をきちんとホームページに上げるべきでしょう。美明に来てくださった方々に失礼ではないでしょうか。  今は幽霊状態です。10年もの間放置しているのは行政の怠慢ではないでしょうか。やむにやまれずに、市民からこのような形で請願が上がったわけですが、議会でも認めようとしない方向に行こうとしております。市民にこんな思いをさせる、あまりにも悲し過ぎます。住みやすい町に、住んでよかったと思える町に、そんな町にしていくのが議員の役目ではないでしょうか。請願になじむかなじまないかの問題ではないでしょう。美明という町を顔のある町にするということだと思います。  議員の皆様の良識ある判断を期待しまして、賛成討論といたします。 93 ◯議長(結城 弘明君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。  森本義征議員。 94 ◯議員(10番 森本 義征君) 28年請願4について、賛成の立場で討論いたします。今回の請願の趣旨は、土地区画整理事業により開発された美明の統計情報等の開示について、現状や人口の推移を把握しやすいように、誰もが正確に確認できるように美明1丁目、2丁目、3丁目の名称での表示を求めたものと理解しております。  請願者は、美明に当初からお住まいになり、地域のボランティア活動等に積極的に参加され、長年、小中学生の登下校時の見守り活動や校区コミュニティの役員として活躍してあると聞いております。今回の請願先である美明地区は新しく開発された地域です。当初から美明に住まわれた方が問題視され、住居表示に合わせた行政情報の提供を望んでこられたと聞いております。  美明にお住まいの方、これから転居してこられる方々、どなたにも正確でわかりやすい行政情報が提供されることは必要なことと考え、市の各種行政情報に美明1丁目、2丁目、3丁目の名称で記載され、内訳の開示措置がなされることを求め、賛成の討論といたします。 95 ◯議長(結城 弘明君) ほかにありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 96 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。採決は押しボタンにより行います。本請願に対する委員長の報告は、採択しないというものであります。本請願の採択について賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長(結城 弘明君) なしと認め、確定いたします。                       〔賛成者6/18〕 98 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数18人、賛成6人、反対12人、賛成少数であります。よって、28年請願4は採択しないことに決定いたしました。             ────────────・────・────────────   日程第9.意見書の提出について 99 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第9、意見書の提出についてを議題といたします。  第99号議案地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書の提出についてを議題といたします。  趣旨説明を求めます。  議会運営委員長。                〔姉川議員 登壇、奴間議員 副委員長席に着席〕 100 ◯議会運営委員長(姉川さつき君) 本意見書案について、趣旨説明をさせていただきます。  近年、地方創生が我が国の将来にとって重要な政治課題となり、地域の将来に大きな責任を有する議会の果たすべき役割がますます重要となってきております。そうした中、議員としてこれまで以上に広範、かつ専門的な課題について住民の意向を酌み取り、政策提言など行うことが求められております。しかしながら、昨年実施された統一地方選挙の結果を見ますと、投票率が低下傾向にあり、住民の関心の低さや議員のなり手不足が大変深刻な問題となってきております。  このような状況を踏まえ、国民の政治への関心を高めるとともに、地方議会における人材確保につながるものとして、地方議会議員の厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう要望することを議会運営委員会で検討いたしました結果、本意見書案を政府及び国会に対して提出すべきものと決定をいたしました。
     議員の皆様におかれましては、本意見書案の趣旨を御理解の上、御賛同いただきますようどうぞよろしくお願いいたします。 101 ◯議長(結城 弘明君) これより、第99号議案に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。  内場議員。 102 ◯議員(14番 内場 恭子君) では、まず第99号議案に対して質疑をいたします。  1点目としまして議員の厚生年金加入、この加入について具体的な制度の設計、詳細についてはできているんでしょうか。  2点目は、議員が厚生年金制度に加入した場合、古賀市では一体負担がどのくらいふえていくんでしょうか。議員の共済の費用につきまして、平成27年度の決算では約5,000万円の費用が使われたということになっています。また、以前、議員年金が廃止された、その翌年、これではたくさんの5,000万円以上の額、大きな額が使われました。こういう意味でどのような状況になるでしょうか。お答えをお願いします。 103 ◯議長(結城 弘明君) 委員長。 104 ◯議会運営委員長(姉川さつき君) まず1点目、具体的な制度の詳細についてはできているのでしょうかという質問だったと思います。現在、まだ素案の段階でございますので、今後、詳細については審議されていくものと考えております。  2点目につきまして、保険料についてのお尋ねでございますが、内場議員もその時々の議員の構成によりまして大きく変動するということは十分御承知かと思います。そうしましたところから、一概に幾らということを今言えないところもございますので、御理解いただきたいと思います。  なぜ流動的に変わるかというところは3点ございまして、1点はまず加入の対象年齢が70歳までとされているところ。それから、年金受給の方に関しましては、報酬額の計算によりまして一部支給停止という可能性も含んでいるというふうに聞いております。あと3点目は、既に厚生年金加入の方もおられることも想定できます。御承知のとおり議員は兼業を認められておりますので、有利なほうの条件を選ばれるというところのこの3点で流動的であるかと思います。しかしながら、せっかくお尋ねでございますので、概算でということで、今議会の構成であればどうなるかというふうなところで、大まかでございますが答えさせていただきます。  議員の報酬額に9.15をかけましたら1カ月で3万6,600円、それから6月の報酬、それと12月期末手当、これ全て9.15をかけましたら、議員1人当たり年間約58万円という計算でございます。市の負担金をお尋ねでございました。議員が納めます保険料年間約58万円とほぼ同額が予定されておりまして、58万円を19人でかけますと約1,100万円という見込みでございます。 105 ◯議長(結城 弘明君) 内場議員。 106 ◯議員(14番 内場 恭子君) 詳細な回答ありがとうございます。まだ制度がきちっと決まってない中で、本当に変動する要因がたくさんあるし、またこれから先の制度設計の中ではどのようになるかというのがわからないという非常に不安な状況です。まあ、そういう中で1つ理由として挙げられておりました政治への関心を高める、また新たな人材確保を行う、このために必要なこと、確かに一面はそういうものを求められるということについても同意をする部分はあります。しかし、それで本当に厚生年金制度に加入すれば議員がふえるというわけでもないという点もあると思います。また、私たち市会議員です、それ以外に町会議員、村会議員、こういう方たちの立場からいけば、まず議員報酬の問題であったり、またさらに国民全体の年金の問題、無年金の方もいらっしゃる、低い低年金の問題の方もいらっしゃる、こういう中でのそういう年金問題に対する整理、統一ができてない中で抜本的にやっていくべきではないかというふうに言われてる状況の中では、私は時期尚早ではないかなというふうに思っております。  また、市民の皆さんの理解を得るということについても、議員共済につきまして、今現在もなかなか大きい額の税金を投入しています。そういう意味では、私自身が考えなければいけない、議員自身の考えるべきものだというふうに考えております。その中で、議員の厚生年金の加入を進めるということにつきましては、一面、人材確保という面で応援しながらも、なおかつ市民の皆さんの理解を得ることが問題だ、また大変大きな税金の投入になってくるということ、そういう不安も抱えているということで非常に悩ましい問題だと思って、まだ早いのではないかなという意見を持っております。これについての御回答については、また導入についてこれから先のことということになっておりますので、また今後の制度設計については完全にはできてないということをお答えいただきましたので、そういう事実があるということが判明したということだけでもよかったかと思っておりますので、一応私の意見を持ってるということで終わらせていただきたいと思います。 107 ◯議長(結城 弘明君) ほかに質疑ございますか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 108 ◯議長(結城 弘明君) 質疑を終結いたします。                   〔姉川議員・奴間議員 自席に着席〕 109 ◯議長(結城 弘明君) これより討論に入ります。  まず、本案に対する反対討論の発言を許します。  伊東洋子議員。 110 ◯議員(2番 伊東 洋子君) 第99号議案地方議会議員厚生年金への加入を求める意見書の提出について、ふくおか市民政治ネットワークは反対の立場で討論いたします。今回、厚生年金加入を求める意見書提出の理由として、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保のためとしています。しかし、厚生年金に加入することで、これらの問題の解決につながるとはとても考えられません。議員のなり手がないのは、今の政治に対しての不信感や供託金など選挙にお金がかかり過ぎる制度の問題など別にあると考えます。地方議会の議員年金制度は5年前に廃止されましたが、制度廃止の時点で既に議員年金を受給していた人には引き続き議員年金が支給されており、この制度の実質的な廃止までには60年ほどかかり、最大1兆3,600億円もの税金が投入されます。  そのため、現在もなお全国自治体は、年金給付事務を行う共済会に多額の負担金を拠出し続けています。古賀市においても27年度決算で議員共済組合納付金に4,600万円が計上されています。地方議員が厚生年金に加入することによる負担額は、毎年170億円程度と試算されています。さらなる税負担に対して市民の理解は得られません。そもそも皆年金制度のもとで地方議員も国民年金や厚生年金等何らかの年金制度に加入しています。国民年金だけの老後が心配であれば、議員だけのセーフティーネットではなく、国民全体の不安に対応する仕組みを考えるべきと思うことから、この意見書提出に反対いたします。 111 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  吉住議員。 112 ◯議員(12番 吉住 長敏君) 原稿は用意しておりませんでしたけれども、私は会派連として、この提案に当たりましてですね、会派代表者会議であらかじめ協議を行われてきた合意形成の段取りが前提にあったと思います。私は、聞き及ぶところによると、会派代表者会議で一致したから議会運営委員会が委員長名で提案者というように私は流れ上理解しておりました。にもかかわらずここで反対的な意見が出るのは、いささか戸惑っております。やっぱりコンセンサスを得たことについては、仲間意識として、議会人として当然やっぱり意識した賛否を行うべきじゃないかということを申し上げまして、改めて賛成いたします。 113 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 114 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 115 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 116 ◯議長(結城 弘明君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕                       〔内場議員 退席〕 117 ◯議長(結城 弘明君) 討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。採決は押しボタンにより行います。第99号議案について、原案のとおり提出することについて賛否の表決を求めます。ボタンを押してください。押し間違いはありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕                       〔賛成者16/17〕 118 ◯議長(結城 弘明君) ただいまの表決結果を申し上げます。投票総数17人、賛成16人、反対1人、賛成多数であります。よって、第99号議案は原案のとおり提出することに決定いたしました。                       〔内場議員 入場〕             ────────────・────・────────────   日程第10.議会閉会中の継続審査付託 119 ◯議長(結城 弘明君) 次に、日程第10、議会閉会中の継続審査付託を取りまとめて行います。  お手元に配付の議会閉会中の継続審査付託表のとおり、それぞれの委員会に付託したいと思いますが、御異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 120 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。よって、継続審査付託表のとおり、それぞれの委員会に付託することに決定いたしました。  お諮りいたします。本会議中、誤読などによる字句、数字等の整理、訂正につきましては、会議規則第43条の規定により、議長に委任していただきたいと思いますが、異議ございませんか。                    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 121 ◯議長(結城 弘明君) 異議なしと認めます。よって、誤読などによる字句、数字等の整理、訂正は、議長に委任していただくことに決定いたしました。             ────────────・────・──────────── 122 ◯議長(結城 弘明君) 以上をもちまして、本会議に付議されました案件の審議を全部終了いたしました。  これにて平成28年古賀市議会第4回定例会を閉会いたします。                        午前11時29分閉会             ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 古賀市議会...